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私の名前は栃ノ木苺、花の女子高生♪ 名前に負けずいちごが大好きでいつもいちご味のお菓子を持ち歩くほどなんだぁ。 とにかく寝ても覚めてもいちごLOVE 寝ても覚めてもってくらいだからいちごの夢もよくみるんだ。 例えばいちごの国に行ったりとか、ホント夢のはなしだよね。 夢のはなし・・・ってあの日までは思ってた。
あの日の朝いつもの様に起きたんだ。 すぐいつもの部屋とは違うって気がづいた。 そこは植物の葉が生い茂っててまるでジャングルのような場所だった。
「ここはどこ?」 まわりを見まわしてみると真上に赤くて丸い物体を見つけてビッグリしちゃったよ! だってそれはジャングルの植物の枝からぶら下がっている巨大ないちごなんだもん。
冷静になって考えた。 巨大ないちごにジャングルの様な植物・・・ ジャングルの様な植物はいちごの茎と葉っぱなの?! ここはいちご畑?えっあたし小さくなっちゃったの? 何が起こっちゃったの?
この前のいちご摘み食べ放題でハウスのいちごをみんなの分まで全部食べちゃったから、そのおしおきなのかなあ。 ああっ!きっとそうだぁぁぁ!そうに違いない! ・・・あああ、それともぉぉぉあの件かな?! 何か理由でもつけないと、と思っていろいろ考えてもなかなかこの状況にあてはまる理由などないよぉ。
とにかく誰か探してこの状況について聞いてみよう。 「誰かいませんかあ」 ・・・・シーン 応答はない。 えーんどーしよー誰もいないのかなぁ(涙)
すると ザザザ!!と足音がした。 誰かきた? 物陰に気配を感じた。
音のした方を振り返ると誰かがこちらに向かってくる。 「いちご・・・さん!!!」 手と足がついているいちごが歩いてきた。 ちゃんと顔もある。 怖いという感じはしない。 それどころか親近感を感じた。 そしてすぐ近くまでやってくるとひざまついて話し始めた。
「お待ちしておりました、いちご王国を繁栄へと導くために人間の女の子のがやってくるという予言は本当だったのですね。この国に代々伝わる予言書にはいちごの様な衣につつまれた女の子と記されているので間違いありません。」
なんとここは擬人化したいちごが暮らすいちご王国だった。 いちご王国はいちごの収穫量が多いことで繁栄しているが、更なる繁栄へと導くために苺がやってきたというのだ。 「えっっっ?あたしが??いちごの様な衣??・・・!!ホントだ!いちごみたいにかわいい格好になってるぅぅ」 苺は自分がいちごの様なかわいい格好になっていることに気が付いた。
「申し遅れました。わたしはいちご王国の王族に属するものです。ところであなた様の名前をお聞きしてもよろしいですか?」 「あたしの名前はとちのき・・・いちご・・・とちのきいちごです。」 「とちのきいちごさん・・・ですか。いい名前ですね。だけどちょっと呼ぶのにとちのきいちごだと長いです。うーん・・・今日からあなた様の名前はイーたんと呼びましょう。とちのきいちごより呼びやすいでしょう。」 「確かにイーたんのが呼びやすいけど・・・イーたんかぁ・・・イーたん・・・イーたんかわいいじゃん、いいよイーたんって呼んでね♪」 こうしていちご王国へ迷い込んだ苺はイーたんとして!?この国を繁栄へと導くために、新たな物語をスタートしたのだった。
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